2021.04.30 08:00神の正義といつくしみ 聖書講座シリーズ No.15 本書は、カトリック京都司教区聖書委員会が企画編集する「聖書講座シリーズ」〈No.15〉である。「いつくしみ、それはわたしたちの罪という限界にもかかわらず、いつも愛されているという希望を心にもたらすもので、神と人とが一つになる道です。」(大勅書『いつくしみのみ顔』)と言われた教皇フランシスコの思いに心を合わせ、6人の講師たちが「神の正義と...
2021.04.30 00:00留まるという種 復活節第5主日(ヨハネ15・1〜8) 私の修道院の近くには、幼稚園や小学校そして中学校があって、お父さんやお母さんと一緒に手を繋いで登園や登校をしている子どもたちを目にします。さすがに、高学年の小学生や中学生は手を繋いでいませんが、低学年の小学生は、親御さんたちと手を繋いで歩いています。そのような彼らの様子を見ると、とても安らぎを感じることがあります。 きょうのみことばは、...
2021.04.28 01:00「ぶどうの木」復活節第5主日(ヨハネ15・1~8) 東京都内で「ぶどうの実」や「ぶどう酒」を目にすることがあっても、「ぶどうの木」そのものを目にすることが、だんだん難しくなってきました。たくさんのぶどうの木を見たいと思えば、山梨県の勝沼辺りまで、特急列車で1時間半くらいかけて行かないと見ることができません。修道院の近くで植木をやっているおじさんがいますが、盆栽や花はあっても、ぶどうの木ま...
2021.04.23 01:00善い羊飼いという種 復活節第4主日(ヨハネ10・11〜18) 私たちは、羊や羊飼いという言葉を知っていてもほとんど馴染みはありません。ですから、羊飼いと羊の関係と言われてもピンと来ないものです。しかし、たとえば身近なところでは、自分が可愛がっている「ペット」と「私」との関係に近いものがあるのではないでしょうか。 きょうのみことばは、イエス様が「わたしは善い羊飼いである」と言われた場面です。では、【...
2021.04.19 01:00復活節第四主日にわたしたちは全教会とともに第58回世界召命祈願の日を祝います。親愛なる兄弟の皆さん 来る4月25日、復活節第四主日に、わたしたちは全教会とともに第58回世界召命祈願の日を祝います。今回のテーマは、去る2020年12月8日に宣言された普遍教会の保護者である聖ヨセフにささげられた特別年にあって、「聖ヨセフ──召命の夢」です。 教皇フランシスコは、この機会にそのメッセージの中で、聖ヨセフの父としての心──...
2021.04.16 07:43私たちはただ一つです チャン・ゴー・グエン・ヴー神学生 カトリック教会の信者さんなら「司祭像」という表現を聞いたことがあると思いますが、「修道者像」という表現はあまり使いません。なぜ使わないのかと疑問に考えることがしばしばあります。 それは、教区司祭と違って、各修道会は独自のカリスマを持っているからだと思います。ですので、あえて、修道者たちはわざわざ自分の召命の道を歩む「モデル像」を想像する...
2021.04.16 01:03証人となるという種 復活節第3主日(ルカ24・35〜48) きょうのミサの「集会祈願」に「あなたに呼ばれ、一つの民とされたわたしたちをみことばによって強め、主の復活をあかしする者としてください」とあります。この言葉は、私たちが信仰生活を送るための一つの指針となっているのではないでしょうか。 きょうのみことばは、復活されたイエス様が弟子たちにお会いになる場面です。エマオに向かう途中でイエス様に出会...
2021.04.14 07:00平和な気持ち 復活節第三主日(ルカ24・35~48) 今日の箇所は、エマオの旅人の箇所の後が朗読されます。イエスご自身が弟子たちの真ん中に立ち、「あなた方に平和があるように」と言うのは、弟子たちへの励ましに響いてきます。弟子たちは、おびえたり、心に疑いを抱いたり、不安が募っていただけに、この言葉に温かいものがあります。 6年前の2月、函館のトラピスチヌで黙想指導の機会をいただきました。例年...
2021.04.14 01:00新しい総秘書にドメニコ・ソリマン神父を任命 2021年4月7日(水)、総長ヴァルディール・ジョゼ・デ・カストロ神父は、総顧問たちの同意を得て総秘書としてドメニコ・ソリマン神父(54歳)を任命しました。