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平和な気持ち 復活節第三主日(ルカ24・35~48)

 今日の箇所は、エマオの旅人の箇所の後が朗読されます。イエスご自身が弟子たちの真ん中に立ち、「あなた方に平和があるように」と言うのは、弟子たちへの励ましに響いてきます。弟子たちは、おびえたり、心に疑いを抱いたり、不安が募っていただけに、この言葉に温かいものがあります。

 6年前の2月、函館のトラピスチヌで黙想指導の機会をいただきました。例年なら函館市内で一メートルくらいの雪が積もっているそうですが、その年は道東にはたくさん雪が降っても、函館の方は少なかったようです。それでも東京から行った私にとっては、修道院の庭に雪が残っていたこともあり、まだまだ寒く感じました。

 修道院の朝は午前3時30分からの起床から始まります。その後、3時50分から夜課・黙祷・お告げ・レクチオと続きます。午前6時から朝の祈り・ごミサ・朝食。この生活リズムに慣れない私のためには、6時からの朝の祈りからということでしたが、少しでも雰囲気を味わいたいと思い、4時30分に起きることにしました。

 朝食後、年の黙想の時間割となり、8時20分から講話・三時課・仕事。11時30分には仕事が終わり、11時45分に六時課・お告げ・昼食。午後は、1時30分に九時課・講話・仕事で、4時30分頃には終わり、5時から晩の祈り・夕食。ふだん東京では7時に夕食をしているので、早く感じましたが、慣れてくるとそうでもないなあと思いました。7時5分に寝る前の祈り・お告げの祈りがあり、7時45分には就床。

 ふだんの生活のリズムとは違っていて、戸惑う感じですが、慣れてくるととても平和な気持ちになりました。テレビがあるわけでもないし、電話がかかってくるわけではない。慌ただしいものから解放され、シスターたちの祈りや歌声に癒やされる感じでした。

 「祈りと活動」がトラピストチヌのモットーでしょうが、静寂な中で祈っていくと、平和な気持ちになります。


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