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復活節第四主日にわたしたちは全教会とともに第58回世界召命祈願の日を祝います。

親愛なる兄弟の皆さん

 来る4月25日、復活節第四主日に、わたしたちは全教会とともに第58回世界召命祈願の日を祝います。今回のテーマは、去る2020年12月8日に宣言された普遍教会の保護者である聖ヨセフにささげられた特別年にあって、「聖ヨセフ──召命の夢」です。

 教皇フランシスコは、この機会にそのメッセージの中で、聖ヨセフの父としての心──それは日常性の中でいのちを生み出します──を強調します。これは、司祭や修道者の召命にとって重要な点です。司祭、修道者は、「開かれた心、自らを駆り立てる心、惜しみなく与える心、不安を慰める思いやりの心、希望を捨てない強い心」を持つように呼ばれているからです。これらの姿勢は、この脆弱性と苦しみに刻まれた時代、とりわけパンデミックによってそれが引き起こされた時代に不可欠なものです。

 召命のために祈るだけでなく、この日は、わたしたちがパウロ会員として「コミュニケーターであり、聖別奉献された使徒」というみずからの召命をどのように生きているか、また、それぞれの管区・地区で召命アニメーションの分野における種々のイニシアチブをどのように進めているかを見つめるように招きます。思い起こしましょう。司祭─修道士という二様の表現におけるパウロ的召命司牧のあらゆる働きが大切です。しかし、最も効果的なことは、間違いなく各自の証しであるということを。

 上記に挙げた特徴を超えて、わたしたちに固有の使命における召命という点を踏まえると、わたしたちのカリスマから生じる特徴、わたしたちが決して忘れてはならない、聖パウロにインスピレーションを受けた奉献生活の召命から生じる特徴があります。すなわち、わたしたちは、コミュニケーション文化における福音宣教のため、聖パウロから「精神、考え方、イエス・キリストへの愛、人々への愛を受け取る」(Vademecum, n.654)ように招かれているということです。

 わたしは特に、この修道会において召命アニメーションを使徒職としている兄弟会員たちのことを思っています。この重要な任務のゆえに彼らに感謝をするだけでなく、彼らに対するわたしたち全員の協力と祈りが欠けることのないように願い求めましょう。

 「わたしたちの永遠の牧者であるイエス、あなたの刈り入れに善い働き人を送ってください」。

 使徒の女王、召命の母であるマリアのうちに!

 兄弟として。

2021年4月13日

総長 ヴァルディール・ジョゼ・デ・カストロ神父



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