2021.02.26 00:30ともかく感謝 山内重夫修道士 半農半漁を営む小さな町に生まれ、兄が4人、姉が1人の6人兄弟姉妹の末っ子。両親ともカトリック信者で、毎朝毎晩、両親の声に合わせて祈っていました。
2020.11.19 00:06「ホーチミン共同体より」 石水智道修道士 二〇一九年七月、共同体住居のリフォームを開始しました。修繕箇所は全部で六つ。屋根(雨漏対策)、台所と食堂(排気ガスと交通騒音の遮断、環境衛生)、聖堂(新しい聖櫃の設置、内壁塗装)、トイレ、バルコニー。工期は断続的に四カ月にわたって一斉に行われました。 それには理由がありました。それはイタリアから聖パウロ修道会の総長と総顧問が、ベトナム共...
2020.11.02 00:05「より良いパウロ会士になるために」 大西德明神学生 パウロ会に入会してから十年が経過しました。パウロ会の場合は哲学と神学はもちろん、海外での語学研修、使徒職のための養成と実務経験、小教区司牧実習、イタリアでの研修とそのための語学の習得と、九年の有期誓願期をフルにかけないと養成が完了しませんので、今も有期誓願者として東京のカトリック神学院にて勉強を続けています。 昨年度は、使徒職の研修を行...
2020.10.28 00:15「神様への手紙」 レ・ヴァン・ビエン修練者 東京は雨模様。神様、この頃私は人生に行き詰まつているような気がします。悩み、憂鬱、思いがけない出来事。今日も東京は雨です。街全体が灰色の雲に覆われているようです。もう東京に来て3回目の梅雨。私はこの土地に慣れ親しんでいると思いましたが、まだ新しいものをた<さん発見します。最近、私はまた不眠症にかかっています。天候のせいか、召命の旅のせい...
2020.10.22 00:15「主よ、私たちにみ旨を行わせてください」 チュオング・グエン・ミン・ドゥック ポストランテ ペンテコステ(聖霊降臨)のミサの途中で、一本の蝋燭の火が消えました。ミサが終わった後、聖霊降臨のミサなのに、火が途中で消えるのはあまり良くないと言われました。自分で火を灯した蝋燭なので、聖堂に残って蝋燭を直しました。その日の昼食後、マエストロの牧山修道士さんが自室で脳出血のため亡くなりました。 そんなに若くして、亡くなったことを誰も考え...
2020.10.20 00:20「コロナ時代は『時のしるし』か」 鈴木信一神父 「時のしるしを読む」ことは「商機をつかむ」につながるでしょう。この二十年間でこの世界に驚異的に普及したスマホですか、この時の動きを敏感に察知し、商機に結びつけたのが Windows、Macintosh、Dell、Google、アマゾン、フェイスブック、ラインです。彼らは私たちと同じ二十年を過ごしながら、そこに時のしるしを読み取り、時代の...
2020.10.14 00:20「会員、修道会の成長を願った人」 德田隆仁修道士 夫津木神父さんが二〇二〇年二月十六日に七十六歳で帰天した。日本管区にとって彼を失ったことは大きな打撃と損失であり、私自身にとっても、彼の貴重な体験、アドバイスはもう聞けなくなったのだと、今しみじみ悲しく残念に思っている。 夫津木神父さんと私は年齢的に十七歳ほどの差があった。そのため修道会から何かを任命されて仕事をする際には、彼がその組織...
2020.10.06 00:25「神の招きに感謝して」 田中直修道士 思い起こせば一九七〇年十月二十五日の午前中、東京赤坂修道院で当時の管区長アルド・ヴァラルド神父様の司祭叙階二十五周年記念ミサが行われ、それに花を添えるような感じでその日の午後、演尾司教様の司式で、私を含む六名が初誓願を宣立しました。 私が中学二年生の夏、母親が日曜日のミサ後に立ち寄った未信者宅からパウロ会の召命機関誌「希望の丘」をもらい...
2020.10.05 00:25「通過点」 小川孝志修道士 一九九五年、銀祝を終えて二十五年が過ぎました。新型コロナウィルスの感染拡大で日本中、いや世界中が大変なことになり、良い年とは思えません。身近では夫津木昇神父さんの急死、プラザー牧山康二さんの急死など、悲しいことがありました。新型コロナウィルス感染拡大で、東京オリンピックや大きなスポーツ大会など、あらゆる計画が中止になり、延期となりました...
2020.09.14 00:25「恵みを与えてくれる神に感謝!」 高木進修道士 神さまは、いつもその時その時に応じて、その人に必要な恵みを与えてくれます。 昨年の秋、定期検診で見つかった直腸がんの内視鋭切除とS状結腸がんの摘出手術を行うため、年末まで入院しました。この予期せぬ入院生活は、修道生活50余年を振り返るための神さまからの贈りものとして感謝しています。 修道会に入る契機を作ってくれたのも一つの病気からです。...
2020.09.07 00:30「『シノドス的なあり方』を目指して」 澤田豊成神父 近年、教皇フランシスコはひんぱんに「シノドス的なあり方」という表現を使い、これこそ教会が目指すべき姿であると言います。「シノドス」というと、わたしたちはまず「世界代表司教会議」のことを思い浮かべるかもしれませんが、もともと「シノドス」という言葉は、ギリシア語で「ともに歩む道」という意味を持っています。「シノドス的なあり方」というのは、一...
2020.06.09 00:30「夢を追いかけてーー神のみ旨のままに」 牧山康二修道士 「自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。……空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。」(マタイ6・25) 私はこの聖書の箇所を読んだ時に、それまでと違ったメッセージを神さまから受け取ったように思いました。それは、人間というのは、神さまが創られた動物の中で、...