2021.01.23 07:45年間第3主日は「神のみことばの主日」 教皇フランシスコは、自発教令の形式による使徒的書簡『アペルイット・イリス(Aperuit illis)』を、2019年9月30日(聖ヒエロニモ司祭の記念日)に公布して、年間第3主日を「神のことばの主日」と名付け、「神のことばを祝い、学び、広めることにささげる」(3)ことを宣言されました。 また、「神のことばの主日」は、キリスト教一致祈禱...
2021.01.19 07:00聖書外典について 『ヤコブ原福音書』や『トマスによるイエスの幼年物語』は、どちらも「新約聖書外典」と呼ばれる書物で、西暦200年前後に執筆されたと考えられます。著者について正確なことは何も分かっていません。 『ヤコブ原福音書』の主人公はマリア様です。物語はマリア様のご誕生の次第から始まり、神殿へのご奉献、ヨセフ様との生活、イエス様のご出産、そしてヘロデ大...
2021.01.12 07:00「第二パウロ」について 新約聖書には27の文書が含まれていますが、そのうちの約半分にあたる13文書が使徒パウロによって書かれた、いわゆるパウロ書簡と呼ばれるものです。パウロは、イエス様とほぼ同時代に生きたユダヤ人で、初めはキリスト教を迫害していましたが、ダマスコ途上で回心した後は、熱心なキリスト者として、その生涯を宣教活動にささげました。 パウロが書き残した1...