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キリシタンとは?

 キリシタンという言葉は、クリスチャン、つまりキリスト信者を表すポルトガル語(Cristão)が由来です。

 1549年にフランシスコ・ザビエルが日本にキリスト教を伝えましたが、その時から幕末までのキリスト信者を、特にキリシタンと呼んでいます。

 したがって、この時代を「キリシタン時代」、キリスト教を受け入れて、信者になった大名を「キリシタン大名」と呼んでいます。

 そして、キリスト教禁教期の日本において、ひそかにキリスト教の信仰を続けていた人々のことを「潜伏キリシタン」と呼んでいます。

 潜伏キリシタンは、日本の一般社会や伝統的宗教と共生するために、表向きはキリシタンではないふりをして、農民や漁民として生活しつつ、ひそかに共同体を維持して、自分たち自身で信仰を実践していました。

 なお、この潜伏キリシタンによる文化的伝統は、キリスト教が解禁されるとともに徐々に変容し、各集落においてカトリック教会堂が建設されることによって、可視的にも意味的にも終焉したと考えられています。

 また、潜伏キリシタンの中には、キリスト教が解禁となった19世紀後半以降も、引き続き、潜伏キリシタン以来の信仰を続けた人々を「かくれキリシタン」と呼んでいます。

 私たちは、キリシタン時代の主役は、キリシタン大名や宣教師と思いがちですが、実はそうではなく、農民、漁民など、庶民でした。彼らは、信仰を得た喜びと希望で、生き生きと喜びに満たされて生活していました。

 人々はキリシタンたちを見て、信仰に入っていったのです。


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