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鳩はどうして平和の象徴?

 平和のシンボルとして、鳩がオリーブの枝をくちばしにくわえて飛んでいる図がよく使われています。

 これは、聖書に由来しているシンボルです。

 鳩は、「創世記」のノアの洪水の物語に登場します。

 特に8章8~12節には、洪水がひいてオリーブの枝をくわえて、箱舟に戻ってきた鳩は、神の罰である洪水が終わったことを知る話があります。

 この後、大地に降り立ったノアは、神である主に祭壇を築き、ささげものをしました。主は「もう二度と人に対して大地を呪うことはしない」と約束してくださいました。そして、神はノアとの契約のしるしとして、大空に虹をかけ、ノアに祝福を与えられました。

 このため、オリーブの枝を持つ鳩は、神と人間の和解のシンボル、人間が神との和解によって得た平和な世界を共に築いていく平和を象徴するシンボルとなりました。


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