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列福手続きの過程――福者ジャッカルド神父の生涯(55)

  • 1955年6月8日 故ティモテオ神父に関する列福手続きがローマ教区裁判所で開始され、聖者のほまれ高い生活、徳、故人の履歴、著作物などに関する情報・資料の収集が始められた。これにより、「神のしもべ」となった。


  • 12月9日 教皇代理・ミカラ枢機卿が、故人の著作物審査令状に署名した。


  • 1957年6月19日 ローマ教区裁判所において、情報に関する一般調書がまとめられた。この一般調書がまとめは、1955年6月7日から1956年11月6日まで、アルバ教区裁判所において、28名の証人尋問によって行われた。


  • 1967年10月26日 ローマ教区裁判所での使徒座審査が終わる。この審査は、1965年から1967年10月13日になされるアルバ教区裁判所における45名の証人尋問をも加えて行われた。


  • 1982年4月2日 旧教会法2101条によれば、神のしもべの徳行が英雄的なものかどうかを審議するのは死後50年が必要であったが、ヨハネ・パウロ二世は、新教会法典第17条によって、その期間を免除してくださった。


  • 1982年4月9日 ヨハネ・パウロ二世は「神のしもべ」ティモテオ・ジャッカルドの徳行の英雄性を認定し、その手続きが有効であるとの「決定書」に署名し、これを公表させた。そのため、「尊者」となった。


  • 1989年2月13日 列聖省の特別代表者会議が再開され、師イエズス修道女会の修道女マリア・ルチアーナ・ラッザーニの突然の完全な病気回復のケースを検討した。投票結果、1 人はこの全快を第二級奇跡(当事者の健康回復は真実である)と判定し、他の6人は第三級の奇跡(自然法則では解決できない)と判定した(注、カトリック教会法典第2119条参照)。


  • 3月17日 列聖省の枢機卿委員会は、上の奇跡が尊者ティモテオ・ジャッカルドの取り次ぎによって得られたものであることを承認した。


  • 1989年5月13日 教皇が奇跡を承認する「決定書」に署名したため、尊者ティモテオ・ジャッカルドの列福への道が開かれた


  • 1989年10月22日 ローマの聖ペトロ大聖堂には、教皇ヨハネ・パウロ二世により、ティモテオ・ジャッカルド神父の列福式が挙行された。


  • 池田敏雄『マスコミの使徒 福者ジャッカルド神父』1993年

※現代的に一部不適切と思われる表現がありますが、当時のオリジナリティーを尊重し発行時のまま掲載しております。


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