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神父と司教の違いは?

 「神父(司祭)」は司教の協力者で、各地の教会で主に宣教活動や信徒の世話をします。

 「司教」はイエスの十二使徒の後継者であり、任された地域(教区)のすべての教会活動に責任を負います。


司教とは

 司教(episcopus)は、叙階の秘跡によって与えられ、教会法を通して規定された、教会の最高の役務職です。司教となることによって全世界の司教団に属し、一体となって全教会の指導の責務を負います。また、地域ないし教区の長としての全権をもち、司祭、助祭の補佐を受けて、その職責を果たします。

 司教のうち、「教区司教」はその教区の統治を託されている司教です。

 「協働司教」と「補佐司教」は教区の統治に関して教区司教を助け、その不在または支障ある場合にそれを代行します。協働司教は教区司教になるための継承権をもっていますが、補佐司教には継承権がありません。

 司教は教皇によって任命されます。また、教区司教は満75歳に達したとき、教皇に対して退任の意思表示を行い、教皇は状況を考慮して適切な措置を講じます。(『新カトリック大事典』Ⅱ[研究社、1998年]、参照)


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