パウロ家族の始まりから107周年に際して
親愛なる兄弟の皆さん
聖パウロ修道会の創立、またパウロ家族の始まりから107周年に際して、わたしは総統治の名においても皆さん一人ひとりに兄弟としてのあいさつとお祝いを送ります。
喜びをもって、わたしたちはこの長い歩みを記念しましょう。わたしたちは、まず主がわたしたちの創立者、福者ヤコブ・アルベリオーネ──その御父への旅立ちから50周年をわたしたちは来たる11月26日に祝います──を、あらゆる手段、特に最も速く、効果的な手段をもって道・真理・いのちである師イエスを告げ知らせるというすばらしい冒険に呼んでくださったことに感謝しましょう。
この歴史を継続し、「コミュニケーションのカリスマ」をとおして、今日の人々にキリストを告げ知らせること。それは、今やわたしたちの番です。Covid-19のパンデミックによって、わたしたちが生きている、この複雑困難な世界の状況の中にあってもです。
今、おこなわれているパウロ家族の「みことばの年(聖書年)」のテーマ、「主の言葉が速やかに駆け巡りますように」(二テサロニケ3・1)がわたしたちを照らし、わたしたちが止まることのないように導いてくれますように。さまざまな困難の中にあっても、聖パウロが今日生きていればそうしたように、大胆さと創造性をもって「み言葉」を告げ知らせるために、「み言葉」を証しし続け、今の「時」がわたしたちに与えているチャンスを見いだし続けましょう。そのために、わたしたちの創立者の言葉を思い起こしましょう。「出版の使徒職をおこなう者は、ふさわしい敬意をもって聖書に向き合い、聖書から霊感を得、聖書に倣わなければなりません」。
皆さん、すばらしいお祝いを!
兄弟として。
総長 ヴァルディール・ジョゼ・デ・カストロ神父
2021年8月20日
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