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時代の必要性にこたえていく修道会を夢み続けることが必要である――総長からのメッセージ

親愛なる兄弟の皆さん

 8月6日には、第11回修道会総会の招集が予定されており、それとともに準備委員会のメンバーが任命、発表されます。引き続き、わたしたちの修道会総会のために祈りましょう。修道会総会が、若者も高齢者も、わたしたち皆がともに、パウロ的使命において前に向かって全身を傾けるための助けとなる真の恵みの時となりますように。

 この「若者も高齢者も、わたしたち皆がともに」ということについて、教皇フランシスコは、7月25日の第1回「祖父母と高齢者のための世界祈願日」教皇メッセージの中で、人生の高齢期の価値を大切にするとともに、世代間の調和の重要性を考えるよう促しています。教皇は、預言者ヨエルの言葉、「老人たちは夢を見、若者たちは幻を見るだろう」(ヨエル3・1、フランシスコ会聖書研究所訳注『聖書』より)に照らされて、次のように述べています。「世界の未来は、若者と老人のこうした結びつきにあります。若者のほかに、いったいだれが、老人たちの夢を受け継ぎ、それを推し進めることができるでしょうか。しかしそのためには、夢を見続けることが必要です。正義、平和、連帯を求めるわたしたちの夢の中に、若者たちが新たな幻(ヴィジョン)をもつ可能性が秘められており、わたしたちはともに未来を築けるのです」(カトリック中央協議会訳)。

 この教皇の言葉をわたしたちの現実に当てはめると、わたしたちは次のように言うことができるでしょう。わたしたちは、ほかのさまざまな事柄の中にあって、常にいっそう福音に、そしてわたしたちのカリスマに忠実な修道会を夢み続けることが必要であるということ。そう、各世代が調和のうちに生き、真の「パウロ的エディター」であるように(「総長年次教書2021年」参照)ともに模索し、時代の必要性にこたえていく修道会を夢み続けることが必要であるということです。聖パウロが、イエスに従うことにおいて、またこのわたしたちの歩みにおいて、模範となりますように!

 兄弟として。

2021年7月23日

総長 ヴァルディール・ジョゼ・デ・カストロ神父


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