「神様への手紙」 レ・ヴァン・ビエン修練者
東京は雨模様。神様、この頃私は人生に行き詰まつているような気がします。悩み、憂鬱、思いがけない出来事。今日も東京は雨です。街全体が灰色の雲に覆われているようです。もう東京に来て3回目の梅雨。私はこの土地に慣れ親しんでいると思いましたが、まだ新しいものをた<さん発見します。最近、私はまた不眠症にかかっています。天候のせいか、召命の旅のせいか。
私は知っています。神様はいつも私の人生に衝撃を送って、私が人生を反省し、自らを振り返る機会を与えてくれることを。しかし最近、与えてくださった衝撃、私の親しい修道士の死別をほとんど受け入られずにいます。私は命が壊れやすいことを知っています゜自分の人生の終わりを知っている人は誰もいません。しかし、この別れを受け人れるのは簡単ではありません。私には難しいのです。人は誰でも仲間に支えられますが、旅立つ時は一人です。主よ、修道士の命はこのように終わるのですか。この結末が召命の道を選んだ人の姿ですか。
コロナウィルスの惨状に、私は何度も沈黙のうちに尋ねます! 神様はそこにいますか。このウィルスによって人は分かれ、地域は分断され、苦痛の中で生きています。死によって引き裂かれた人たち、孤独の中にいる人もいます。そして、私にとっては、フィリピンに渡航できるかどうか。神様はどこにいるのですか。私は私の中に閉じこもり、神の愛を疑ってしまいます。これが私の今の本当の気持ちです。これが私の思いです。
神様! このように考えることは本当に恥ずかしいことです。私は自分自身に問いかけます。何が私をそんなに懐疑的にしているのか。そして、なぜ、私はとても疲れ、混乱を感じているのか。最近私の身に起こった衝撃的な出来事を振り返って、もっと冷静に判断しなければと思っていますが、私の心は騒ぎたち、プレッシャーの中にあり、うんざりしています。私はこのような思いの中をさまよい、心の中で自分を抱きしめましたが、まだ、手放せないでいます。きっとこのような私では、神さまのみ心を理解することは出来ないのだと思います。
ある晴れた日、修道院の庭にある花水木やくちなしの花の美しさ、香りを感じると安心するようになりました。寒い冬の後に、見事に咲き誇り、香りを放ちます。冬は花を咲かせるための痛みの時のようであり、開花は静かな忍耐力の結果であるに違いありません。私は痛みが常にあることを理解していますが、耐えてその意味を見つけなければなりません。
突然の別れは、私が壊れやすい人間であることを思い出させます。人は死の前では無力です。そして、神を見いだそうとする若者として、神に頼るために、そのもろさを理解する必要があります゜もし、私が信頼し、受け入れないなら、私の召命の道は重くなるでしょう。
目の前には長い旅路があることを知っています。挑戦、困難、悲しみが待ち受けている道。それは私を成長させるためのレッスンなのです。神が私のために準備された道を心から受け入れることができなければ、どうして修道者になれるでしょうか。
主よ、私が人生の出来事に立ち向かえるように勇気を与えてください。痛みを優しく受け入れる方法を教えてください。私の召命と神の計画をもっと信じることができるようにしてください。
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