使徒パウロの保護にわたしたちの生活をゆだねましょう――総長からのメッセージ
親愛なる兄弟の皆さん
まさに今日、わたしたちは聖パウロの回心の祝日を祝っています。使徒パウロの保護にわたしたちの生活をゆだねましょう。そして、今、特に新しい地区、ナイジェリア地区をゆだねましょう。ナイジェリア地区の設立と最初の地区長の任命については、この総顧問会インフォメーションの中に記されています。ナイジェリア地区は、総統治の中での識別の歩み、特にインド・ナイジェリア・イギリス・アイルランド管区の兄弟会員たちとともになされた識別の歩みのうえで設立されました。
ナイジェリアにおけるわたしたちの修道会の歴史の上に注がれた溢れんばかりの豊かな恵みのゆえに神に感謝しましょう。また、この歩みの中で惜しみなく協働したすべての人々に感謝しましょう。1991年に、いくつかの管区地区から来て、イバダンの共同体を作り上げたパウロ会員たち。信仰と使徒的はたらきをもって、ロゴス(2011年設立)、エヌグ(2012年設立)、ポート・ハーコート(2015年設立)の共同体設立を実現したインド・ナイジェリア・イギリス・アイルランド管区の兄弟会員たち。そして、彼らとともに、今もいかなる犠牲もいとわずにみずからをささげ続けているすべての人々。彼らがナイジェリアの地に蒔いたパウロ的カリスマの種が現地の召命を生み出したことを見るのは、わたしたちの喜びです。これらの召命は、ナイジェリアでのわたしたちの存在と使命の現在における、また未来における希望の種です。
わたしたちは今や新しい年を迎えました。しかし、この年は多くの挑戦をわたしたちに投げかけています。特に、Covid-19のパンデミックによってわたしたちが生きている困難な時期を考えるとなおのことです。確かにワクチンの発見がより良い時代を垣間見せてくれることは事実です。しかしながら、世界が通常の状態に戻らない中で、わたしたちはよりいっそう力を集結し、みずからの創造性を使って、「主の言葉がすみやかに駆け巡」(二テサロニケ3・1)るように招かれています。わたしたちが生きている、パウロ家族の「みことばの年(聖書年)」のテーマがわたしたちを駆り立てるようにです。
この視点をもって、またさまざまな管区地区の状況を共有したいとの目的をもって、総統治は今、オンラインでのいくつかの会合を計画しています。それは、管区地区統治との会合だけでなく、養成面、使徒職面などでの会合です。これによって、わたしたちの間に、パウロ的生活が求める交わりと共同責任が強められることを願ってのことです。
師イエスがわたしたちとともに歩んでくださいますように。また、聖パウロの取り次ぎによって皆さん一人ひとりを祝福してくださいますように。
兄弟として。
総長 ヴァルディール・ジョゼ・デ・カストロ神父
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