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12月29日(火)午後8時から『文化放送スペシャル 華厳宗大本山東大寺 カトリック聖パウロ修道会 特別対談 仏の慈悲 キリストの愛 ~祈りが開く未来~』が放送されます

左)東大寺・狹川別当(中央)文化放送・上口社長(右)聖パウロ修道会・鈴木神父

©Nippon Cultural Broadcasting Inc.

 

 文化放送で12月29日(火)午後8時より、『 文化放送スペシャル 華厳宗大本山東大寺 カトリック聖パウロ修道会 特別対談 仏の慈悲 キリストの愛 ~祈りが開く未来~ 』が放送されます。

 この番組は11月に東大寺において東大寺と聖パウロ修道会それぞれの代表者による特別対談として行われたもので、出演は華厳宗管長・第223世東大寺別当の狹川普文師、カトリック聖パウロ修道会司祭・前日本管区長の鈴木信一神父、進行は文化放送代表取締役・上口宏社長が務めます。この対談は聖パウロ修道会からの呼びかけで実現したものです。

 対談では、今年のコロナ禍における宗教的なアプローチが話題となりました。狹川別当は「東大寺はこれまでも様々な宗教・宗派との交流を行ってきたが、実際の交流が難しくなるなか、動画配信を活用することでこれまで関わりがなかった方々にも祈りや法要を安全に届けられた。」と語りました。これに対して鈴木神父は「時事の問題に対してすぐに取り掛かれる判断力と行動力が素晴らしい。実現に持って行ったスタッフの能力も素晴らしい。」と称賛しました。さらに「同様に、東大寺は病院を作ったりケアする視点に立った施設を作るなど”具体的に”人々に奉仕していくのが素晴らしい。これは聖武天皇や光明皇后の当時の思いを受け継いでいるのでは?」と問うと、狹川別当は「奈良のお寺は具体的な福祉を行うお寺が多い。色々な立場の人に心を寄せつつ、大仏様を造った時のようにみんなで一緒に取り組みましょうという精神が今でも流れているのかも。」と答えました。

 後半で鈴木神父は「宗教というのはネガティブなイメージをもたれることもあるが、日本の精神風土にはおのずと手を合わせている特有の”感性”があるので、これは大切にしたい。」と話すと、狹川別当も「キリスト教も仏教も”祈り”という点、”人のことを親身になって思うこと=利他”という点ではまったく同じ。」と述べ、「(別の宗教であってもお互い)連携できるところだと思う。」と語り合いました。


番組概要

■正式タイトル:『文化放送スペシャル 華厳宗大本山東大寺 カトリック聖パウロ修道会 特別対談 仏の慈悲 キリストの愛 ~祈りが開く未来~』

■放送日:2020/12/29(火)20:00~21:00

■出演者:狹川普文師(華厳宗管長・第223世東大寺別当)、鈴木信一神父(カトリック聖パウロ修道会・前日本管区長)、上口宏(文化放送代表取締役社長)

■URL:https://www.joqr.co.jp/article/detail/post_762.php


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