事業体概要
サンパウロは、社会的コミュニケーションのために創立された、宗教法人カトリック聖パウロ修道会が運営する事業体です。
聖パウロについて
「サンパウロ」とは「聖パウロ」のことです。彼は紀元1世紀頃、キリキア(現在のトルコ)のタルソスという町で生まれました。熱心なユダヤ教徒だったためにキリスト教を迫害するものでしたが、キリストの示幻を受けた後は、生涯を通してキリストを宣教する者となりました。最後は、キリストのためにローマで殉教したと言われています。
サンパウロの経営母体とその使命
「サンパウロ」の経営母体は、イタリアのローマに総本部を置く聖パウロ修道会というカトリックの修道会です。同会は、20世紀の初頭にイタリア人のアルベリオーネ神父によって、「社会的コミュニケーションの手段をもちいてキリストのことばをすべての人びとに伝える」ことを使命として創立されました。
サンパウロのマークの意味
マークには神との出会いを探し求める現代世界の姿が表現されています。2本の直線の結合は「神の山」すなわち聖なる存在である神を表現し、螺旋は人が生きていく現実の社会を表現しています。人びとは上昇する螺旋の道を歩んで聖なる存在である神へと向かうのです。また神の山と螺旋の交差によって現れるPは、パウロの頭文字であり、ここに「すべての人びとへ神のことばをもたらす」という私たちの使命が表現されています。
世界27の国と地域で活動しています
聖パウロ修道会は、世界27の国と地域で活動しています。そのすべての国で同じマークを使用しています。
アイルランド、アメリカ合衆国、アルゼンチン、イギリス、イタリア、インド、エクアドル、オーストラリア、カナダ、韓国、コロンビア、ザイール、スペイン、チリ、ドイツ、ナイジェリア、日本、バチカン、フィリピン、ブラジル、フランス、ベネゼエラ、ペルー、ポーランド、マカオ、メキシコ
活動内容
宣教企画編集部
・図書グループ:「サンパウロ」の前身である「誠光社」「中央出版」の時代から、聖書をはじめ、さまざまな書籍を発行し続けています。
・雑誌グループ:「家庭の友」は、戦後まもない1949年に創刊されました。「人類社会の再建、ひいては人間個人の完成にもっとも大切なものは、家庭の援護と聖化である。家庭は人類社会をきずく土台石であり、その基礎であり、その力の源である」という創刊の趣旨は、今も変わっていません。
・視聴覚グループ:各種音楽、CDの企画、制作、録音を行っています。また、ビデオの企画、制作、録音、編集も行っています。
・aletta paolo:カトリックの信仰を深めるのに役立つ宗教用品、またすべての人の幸福と善に役立つ製品づくりに努めています。
宣教推進部
自社製品を直販店や日本キリスト教書販売などの取次店に卸す流通業務を行っています。
宣教強化部
東京四谷の直販店を中心に、カトリックの教会、修道院、学校、幼稚園などへ自社製品の普及に努めています。
宣教事業開発部
日本国内、およびイタリアやフランスの修道院で作られた製菓、ジャム、オリーブオイル、ワイン、サンダルなど、修道院製品の販売を行う「サンパオリーノ」を展開しています。
概要
社名:宗教法人カトリック聖パウロ修道会 サンパウロ
設立:1943年
本社住所:〒160-0011 東京都新宿区若葉1-5
電話:03-3357-7651
Fax:03-3357-7652
代表者:德田隆仁
沿革
1934年:聖パウロ修道会の日本支部創設。
1939年:「中央出版社」の前身である「誠光社」を設立し、出版活動を開始。
1943年:政府の企業統制令によって「誠光社」を含む6つのカトリック出版社が「中央出版社」の名称のもとに合併。
1945年:終戦とともに各出版社が独立。「誠光社」が「中央出版社」の名称を継続し、出版活動を再開。
1947年:営業部門を開設。
1949年:月刊誌『家庭の友』を創刊。
1979年:音響・映像部門を開設。
1984年:福岡に販売部門を開設。
1987年:大阪に販売部門を開設。
1995年:「中央出版社」の社名を「サンパウロ」に変更。
1996年:京都に書店開設。
2001年:長崎に書店開設。Webサイトを開始。
2002年:福岡で販売部門移転開設。
2004年:サンパウロ宣教センター開設。
2011年:大阪の販売部門がカトリック大阪梅田教会(サクラファミリア)内に移転し開設。
2014年:東京に修道院製品販売部門を開設。
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